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投稿日時:2015/12/31

平成27年職員に仕事納め挨拶

平成27年12月30日(水)

   平成27年12月28日(月)仕事納めに当たりまして、挨拶を申し上げました。平成27年の仕事は、本日をも

って終了となります。明日から年末年始の休暇に入りますが、職員の皆さんには、今年1年それぞれの担当分野において、市政進展のためにご努力頂き心から感謝申し上げます。

   この一年間、皆さんにとりまして、どのような一年であったでしょうか。皆さんの仕事の一年間を振り返ってみて頂ければと思います。以前とは変わ

った街並み、新しい行政サービスの開始、そして四季折々の景色とともに開催された行事など、様々なことが思い出されると思います。間違いがなくて当たり前と思われている窓口業務、根気のいる相談業務、あるいは交渉業務など、はっきりと成果が見えてこない業務等も多々あったことと思います。「このような仕事の一つひとつが、市民の皆様から頂いた貴重な税金を使って行った成果であり、私たちの汗の結晶である」、そう思いますとこの一年を振り返り、思わず胸が熱くなる思いであります。この仕事納めの節目で、改めて皆さんにお伝えしたいことは、まず皆さんへの感謝の気持ちであります。この一年間、本当に有難うご苦労さまでした。

   この一年の様々なことを振り返りながら、私の想いを聞いて頂きたいと思います。まず、国政においては、選挙権の年齢を18歳以上へと引き下げた改正公職選挙法や安全保障関連法が成立致しました。国の根幹に関わる大きな動きがあった年であったと感じております。

   次に、国内経済に目を向けてみますと、安倍首相は、「新三本の矢」の一つとして名目GDPを600兆円に増やす目標を掲げました。企業が過去最高水準となった利益を、賃上げや配当増につなげることが重要であります。もちろん、家計や市税収入にも大きく影響してまいります。家計が潤うことで、個人消費を押し上げ、更に企業収益を伸ばす『経済の好循環』を確実なものとしていただけるよう、引き続き注視してまいりたいと存じます。

   また、今年も多くの災害が発生しました。特に、昨年の御嶽山の噴火に続き、箱根山、口永良部島の新岳、浅間山、阿蘇山、桜島など、全国各地において活発な火山活動が観測されております。9月には、台風18号から変わった低気圧の影響で、関東地方に激しい雨が降り続き、茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊し、甚大な被害が発生致しました。昨今は、竜巻やゲリラ豪雨など、私達が、今まで経験したことがない災害が身近で発生しております。昔から言われておりますとおり、災害はいつ発生するかは予測できません。災害発生時には、市の災害対策本部はもちろん、消防団や自主防災組織という市民の皆様のお力が大変重要であると考えております。職員の皆さんには、是非、日頃から、職務を通じ、地域との関係を密にして頂くなど、安心安全なまちづくりにご協力をお願い致します。

   一方、埼玉県出身の梶田隆章東京大学教授のノーベル物理学賞、北里大学の大村智特別名誉教授のノーベル医学・生理学賞の受賞や国産初のジェット旅客機 MRJが名古屋空港で初飛行するなど、日本人として大変喜ばしい明るいニュースもございました。そんな中、12月9日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、極めて難易度の高い挑戦である金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入について成功したことを発表しました。日本で初めての金星探査機「あかつき」は、5年前に打ち上げられましたが、メインエンジンが破損したことで失敗し、太陽の回りを漂うように回り続けておりました。

今回、不可能とも言われたこの再挑戦の道を切り開いたのは、一人の女性研究者、以前新白岡にお住いの篠津中学校出身の廣瀬史子さんです。白岡の中学校を卒業した方が、この世界的な偉業をなしえたことは、非常に喜ばしく市長として大変誇りに思っております。

 

   さて、本市のこの一年をふり返りますと、様々な出来事がございました。

まず、3月には「都市計画道路篠津柴山線」が全線開通致しました。新白岡駅西口周辺から大山地区までを1本の道路で結び、交通利便性が大きく向上したところです。また、同じく3月には、生涯学習施設の基本構想と基本計画(案)の答申を頂きました。現在、基本設計と実施設計を進めておりますが、平成30年の竣工に向け全力を傾注してまいります。

   そして、同月には「障害者福祉計画」、「子ども・子育て支援事業計画」、「高齢者福祉計画」、「介護保険計画」、「健康増進計画」を策定しました。大変厳しい財政状況等ではありますが職員の皆さんと知恵を絞り、今後も市民の皆様に「やさしさ」を届ける様々な施策を実施してまいりたいと思います。

   4月には、長島秀夫教育長が就任され、また「総合教育会議」を設置致しました。総合教育会議を効果的に活用し、教育長、教育委員とのさらなる連携を図り、白岡市の未来を作る子どもたちのための教育環境の整備に繋げてまいります。

   また、同月には、市議会議員選挙が行われ、有権者の信頼によって選出されました議員の皆様方には、白岡市の発展のためにご尽力を頂いております。

   さらに、同月には「のりあい交通」の本格運行を開始致しました。昨日までに、延べ9,859回のご利用を頂き、また利用登録をして頂いている方は2,966人となり、順調に運行を進めているところです。将来にわたり持続可能な公共交通サービスとなるよう、今後とも市民の皆様と大切に育ててまいりたいと思います。

   6月には、「ふるさと納税」をリニューアルしました。返礼品として設定した「梨」、「特別栽培米」などが大変な好評を頂き、12月27日までに3,528人の方から57,185,102円の寄附を頂いております。今後、頂いた寄附を有効に活用すべく、鋭意検討してまいりたいと思います。

また、同じく6月には、公共下水道の新料金の適用を開始しました。平成3年の供用開始以来、初めての料金改定となり、4月1日から平均で23.7%の引上げを行ってまいりました。今後も、市民の皆様に公共下水道事業の厳しい現状をご理解頂けるよう、努めてまいりたいと思います。

   7月には、第九十七回全国高等学校野球選手権埼玉大会において、白岡高校野球部が創部以来最高の準優勝という素晴らしい成績を収められました。これまで無名であった県立高校が、全国的にも有名な私立高校を次々と撃破していくさまは、白岡市民に大きな感動を与えてくれました。また、現在、シティプロモーション戦略により市の魅力を内外に積極的に発信しているところでありますが、この快進撃により、白岡の名を県内はもとより県外にも広く知らしめてくれました。

   そして、10月には、市制施行4年目となり、新たな事業も始まっております。まず、市民課窓口でパスポートの申請・受付・交付業務を開始し、昨日までに473件の手続きを行っております。また、「シティプロモーション戦略」の一環として新たなマスコットキャラクター「シラオ仮面」と新たな「ロゴマーク」を決定致しました。今後、様々な場面で活躍してまいりますので、職員の皆さんにも育てて頂きたいと思います。

 さらに、10月31日には、圏央道桶川北本インターチェンジ-白岡菖蒲インターチェンジ間が開通し、埼玉県内の全線58.4キロメートルが開通しました。白岡市におきましても、関越道、中央道、東名道へのアクセスが飛躍的に向上し、「ひと」「もの」の移動が大きく変わってまいります。これを地域経済の活性化等に大きく寄与する千載一遇のチャンスと捉え、白岡市の特性を最大限に発揮し、

今後のまちづくりを進めてまいります。また、同月には、蓮田都市計画事業野牛・高岩土地区画整理事業が完了しました。昭和62年の事業開始以来、28年にわたり、関係地権者をはじめ、関係各位のご協力を頂き、事業を進めてまいりました。10月17日からは、新たに新白岡4丁目から9丁目となり、良好な住環境が整った街として更なる発展を期待するものです。

  11月には、白岡中学校周辺区域における「まちづくり計画」等の全体説明会を開催しました。

白岡中学校周辺区域は、白岡駅に近接するなど交通利便性が非常に高い区域となっていることから、他の地区にはない魅力と可能性を有する区域であります。現在、担当課を中心に調整を進めておりますが、困難な壁に当たることもあるかもしれません。職員の皆さんの連携を強化し、組織一丸となって、推進をお願い致したいと思います。この他、各課の様々な事業が実施され、着実な進展を見ることができましたのも、一重に、職員の皆さんが、常日ごろから、職務に精励、尽力された賜物であり、心から感謝申し上げます。

   そして、何よりも、今日の白岡市の発展がございますのは、白岡市議会の藤井議長をはじめとする議員の皆様方にご指導頂いた成果であり、そして市民皆様の深いご支援とご理解の賜物と存じます。

私は、これからのまちづくり如何によりまして、10年後、20年後の白岡市の姿が定まってくるものと考えております。また、今の白岡市を知ろう、知りたいという方が確実に増えております。そのためにも、先人たちが育んできた風土、自然環境や歴史・伝統を守りながら、引き続き厳しい行財政環境の中ではありますが、創意と工夫を凝らし、職員の皆さんと叡智を結集して、まちづくりに取り組んで参ります。

 

   私はこの7年間、皆さんと一緒に仕

をして参りまして、皆さんの誠実さ、勤勉さは誰よりも理解しているつもりです。皆さんと力を合わせれば、乗り越えられない課題はないと確信をしております。是非、皆さんの持てる力を存分に発揮してください。最後の決断と責任は私が取りますので、職員の皆さん、大いに力を振るって頂きたいと考えております。

   さて、明日から、年末年始の休暇に入りますが、緊急時に対応できるよう連絡網などを今一度確認をお願いし、休暇に入られますようお願いします。また、昔から暮れとお正月は、お酒に親しむ機会が多いと思います。くれぐれも、お酒を飲んだら、絶対に車の運転をしないよう、十分注意してください。飲酒運転等、法令に違反した場合、厳しく処分せざるを得ませんし、市自体が大変厳しい世論の批判にさらされることを申し添えます。

   今年1年間の、職員の皆さんのご努力に、重ねて感謝申し上げますとともに、来年も一層の前進が図られますよう、お願い申し上げまして、年末のごあいさつといたします。皆さん、どうぞ健康に十分留意して頂き、ご家族おそろいで明るい良い年をお迎えください。そして、来年1月4日、また元気に皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。以上、私として、このような内容を市職員に庁内放送通じて行いました。

   また、次の15か所には訪問挨拶と致しました。蓮田白岡環境センタ-、白岡消防署、中央公民館、図書館、千駄野保育所、白岡駅前連絡所、観光協会、西保育所、白岡消防署篠津分署、水道課・下水道課、高岩保育所、シルバ-人材センタ-、社会福祉協議会、健康増進課、東児童館です。

   しめくくりとしまして、今年最後の株式取引となりました大納会の30日の東京株式市場で日経平均株価の終値は、1万9,033円71銭となり、年末終値で1万9,000円台に乗ったのは、19年ぶりとのことです。今年の株高の要因は、最高益を更新する企業が相次ぐなど企業業績が好調であったことが大きいと思います。

   白岡市にとりましても、この一年は、市政進展が各般にわたり確実にはかられた年であったと確信しております。これ一重に市民皆様の温かいご理解ご協力の賜物と感謝と敬意を表す次第であります。

皆さまにとりまして、2016年、平成28年がよい年でありますようご祈念申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。  

 

 

 

 


この記事は 2015.12.31 に ブログ カテゴリに公開されました。 RSS 2.0 フィードで購読することができます。

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