平成24年7月24日
消防署において、ミニ消防車の完成披露及びエア-テントと水難救助用のゴムボ-トを搬送するカ-ゴトレ-ラ-の披露式を行いました。
ミニ消防車の作成は、火災予防の普及・啓発を目的とし、火災の発生を防止するとともに町内の小さなお子さんに火の用心をアピ-ルするため作製したものです。シャシは、職員が所有していた廃棄扱いのゴルフカ-トを譲り受け、業務の合間を利用し作製したものです。ボディの塗装は、白岡町防火安全協会加入事業所の会員さんから無償協力の申し出により、立派なミニ消防車が出来上がったものです。
その他、車両上部の赤色回転灯やバンバ-部分の赤色点滅灯は、廃棄した消防団車両のリサイクル品を活用したもので、私も実際に消防署の車庫前で運転したところ実に快適でした。今後の町民の皆様方へのお披露目は、8月4日に開催されます「白岡まつり」の消防フェア-会場がデビュ-ということで、当日は大変な人気コ-ナ-になるものと思います。
次にエア-テントですが、こちらは総務省消防庁から「緊急消防援助隊として活動する人員の属する都道府県又は市町村に無償使用させる消防用の国有財産及び国有物品の取扱いに関する省令」第3条に基づき無償貸与を受けたものです。
テントの大きさは、横4m×縦5m×高さ2.5mの8人仕様で、空気を送りこんでから5分程で設置出来るもので、この他付属品としまして冷房機及び暖房機、発電器、簡易ベッド、簡易トイレなど23品目が納品されたものです。
大きな災害時には、応急救護所や現場指揮本部等に活用するものです。こちらのエア-テントも、ミニ消防車同様8月4日開催の「白岡まつり」に応急救護所として設置を致しますので、どうぞ皆様方も当日ご覧頂ければと思っております。
最後に、水難救助用のゴムボ-トを搬送するカ-ゴトレ-ラ-です。こちらは、今年度当初予算で配備したもので、指揮車で牽引して現場へ資機材を搬送するもので、これまで水難事故発生時は消防ポンプ自動車の車両上部にゴムボ-トを積載し現場へ出動しておりましたが、このカ-ゴトレ-ラ-の配備に伴いまして迅速な出勤体制が図られることとなります。
トレ-ラ-の大きさは、長さ約4.2m、幅は2.3m、高さ1.4mで最大積載量450㎏、車両重量は260㎏です。
なお、このトレ-ラ-は普通免許で運転出来るそうです。また、ボ-ト搬送以外の活用については、緊急消防援助隊消火部隊として出動要請があった場合には、エア-テント一式を積載し水槽付消防ポンプ自動車と2台で被災地へ向かうことも出来ます。また、この他にもミニ消防自動車の搬送や重量物の搬送など多機能的な運用が出来るものでありまして、白岡町にとりまして安心安全な消防体制の充実強化が図られるものです。